胃カメラ外来

受けてみませんか?胃カメラ検査

日本では年間10万人以上が胃がんと診断されています。 発見が早ければ治すことのできる病気なのです。「どこも悪くないから、自分には関係ない」と自己判断をせずに年に一度の胃カメラ検査で早めに早期発見し、治療しましょう!

胃がんによる死亡数は第2位

胃がん

日本人のがん発症部位は胃がんが第1位、死亡率は肺がんに次いで第2位です。日本人は胃がんの発生率が高い民族と言われ、その原因として塩分の過剰摂取、野菜・果物の摂取不足、ヘリコバクター・ピロリ菌感染による胃炎、タバコなどが考えられています。胃がんは、 早期に発見し適切な治療を受ければ9割が治癒します。しかし早期の胃がんは、ほとんど症状がなく、検診などで胃カメラを受け、たまたま見つかることが多いのが現状です。知らないうちに病気が進行している場合もあるため、50歳以上の方は定期的に検査を受け早期発見を心がけましょう。また、最近では炎症や潰瘍はほぼ薬で治るようになってきましたので安心して下さい。

■日本人のがんによる死亡数が多い部位(2017年)

独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター「最新がん統計」より

50歳を過ぎると高まるピロリ菌感染率
胃カメラで感染の有無がわかります

日本人のピロリ菌感染率

ピロリ菌は胃の中で生息する細菌です。一般に胃酸が分泌されている胃の中ではほとんどの菌は生息できませんが、ピロリ菌はアンモニアを発生して胃酸を中和することにより、胃の中で生きることができます。ピロリ菌に感染すると慢性活動性胃炎を引き起こしやすくなり、そして未感染者に比べて20倍以上胃がんになりやすいことが分かっています。そのためピロリ菌の除菌は胃がんの予防にも極めて有効です。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の患者さんのピロリ菌感染率は約90%以上。ピロリ菌感染が潰瘍の発症や再発に関係することがわかっています。 50代から年齢が高くなるにつれて感染率は高まります。ピロリ菌が見つかった場合は、胃がん予防のためにも除菌療法をお勧めしています。

鼻から入れる内視鏡 ( 経鼻内視鏡 )は
咽頭反射が少ないので 、体に優しい検査です

経鼻内視鏡

当院では口から入れる内視鏡に加え、鼻から入れる内視鏡も選択して頂けます。特徴としては、麻酔の量が口からのカメラに比べ少ないこととカメラの径が細いため「オエッ」となる咽頭反射が少ないことです。麻酔によって眠る必要もないのでお車で来ることも可能となります。(診察の時にお申し出下さい。)

拡大鏡で小さな症状も詳しく診断

拡大鏡

これまでは、胃粘膜の表面が山のように盛り上がっているような状態を指す隆起性病変が疑われると、その組織の一部を採取して顕微鏡検査を行うなどしていましたが、近年は、拡大鏡で小さな症状でもズーム観察が出来るため、その場で悪性か良性かなどの診断を行えるようになりました。自身の健康チェックのためにも積極的に胃カメラ検査を受診してください。

拡大鏡で小さな症状も詳しく診断

機能性胃腸症

機能性胃腸症は、胃カメラなどの検査で原因となる病変がないのに、慢性的に胃痛や胃もたれなどの腹部症状を生じるものです。最近まで胃けいれん、神経性胃炎、慢性胃炎などと診断されてきましたが、近年「機能性胃腸症」と呼ばれるようになってきたのです。上腹部症状で病院受診をされた方の45~53%がそうだと言われています。ストレスなどの社会的環境的要因や高脂肪食などの生活要因などが関連していると言われ、まさに現代病です。診断は他の病気の除外が重要で、胃カメラやエコーを行うことが有用です。治療は内服治療や生活習慣指導が主体となります。

日本では年間10万人以上が胃がんと診断されています。
年に一度の胃カメラ検査で早めに治療しましょう!

胃カメラ検査のご案内

当院の内視鏡カメラの特徴

■麻酔で眠ったまま検査(カメラ挿入の痛みがない)
※麻酔を利用される場合は、お車でのご来院が出来ません。
※前日21時以降絶食であれば当日の検査も可能です。その際は、当院外来までお電話下さい。

当日の検査の流れ

内視鏡カメラ実施日


午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後
内視鏡カメラ

胃・大腸カメラに関するご相談は、さかいクリニックでも承っています。

胃がん検診のご案内

福岡市内にお住まいの方

胃がん検診……自己負担 1,800 円
福岡市にお住まいの方で40歳以上の方
※胃カメラは平成30年7月より2年度に1回、50歳以上の偶数年齢の方が対象となります。
※その他の地域の方は、各自治体にお尋ねください。