糖尿病とはどんな病気?
糖尿病とは、インスリンというホルモンの量が十分でないか作用が低下するために、体内に取り入れたブドウ糖が有効に使われず、血糖値が高くなる病気です。生活習慣病の一種として中高年に発症する場合が多いですが、若い患者さんも増加しています。
糖尿病の原因とは?
糖尿病は、インスリンを作るすい臓の細胞が壊されることで発症する場合もありますが、ほとんどは生活習慣が原因でなる病気です。日本人はインスリン分泌が弱い人が多いと言われており、家族に糖尿病患者がいる場合、さらに糖尿病になる確率が高まります。このような遺伝的体質に過食や運動不足などの生活習慣、また肥満や加齢といった要因が加わり、発症するとされています。
気づかないうちに発症している場合も
早期の糖尿病は自覚症状がないことが多く、発症しても気づかないまま進行している場合があるため、早めに検査を受けておくことが大切なのです。
血糖値が高い状態が続くと…
● 尿の量が多くなる(多尿)
● のどが渇いて水分をたくさん飲む(口渇、多飲)
● 体重が減る
● 疲れやすくなる
糖尿病で本当に怖いのは合併症。
長い間血糖値が高い状態が続くと、合併症になるリスクが高まります。その多くが血管の病気なので、全身のあらゆるところに発症する可能性があります。中でも「糖尿病網膜症」「糖尿病腎症」「糖尿病神経障害」は三大合併症と言われ、悪化すると失明や人工透析が必要になる、足の潰瘍や壊疽を引き起こすなど、深刻な病状になります。
だからこそ、糖尿病は早期発見・早期治療が大切。

「境界型(予備軍)」も要注意。
血液検査の結果糖尿病と診断された方は、さらに合併症がないか検査を行います。血糖値が「糖尿病型」でも「正常型」でもない「境界型」は、いわゆる「糖尿病予備軍」です。主治医の指導に従って、生活習慣を改善するなど予防に努める必要があります。
糖尿病専門医を中心としたチーム医療で、
予防から治療までを行います。
糖尿病は、ずっとつきあっていかなければならない病気です。治療をしっかりと行い血糖コントロールを続ければ、合併症の予防や進行を遅らせることができます。当院では、糖尿病専門医を中心としたチーム医療で、糖尿病の予防から治療までを行います。



糖尿病看護認定看護師とは、糖尿病のケアに関して熟練した技術と知識を持った看護師です。
糖尿病についてわからないことや不安がある方に、無料相談を行っています。
糖尿病リスクチェック
□ 疲れやすくなった
□ 家族や血縁者に糖尿病の人がいる
□ すい臓や肝臓が悪いといわれたことがある
□ つい食べ過ぎてしまう
□ 運動不足である
□ 体がだるい
□ 食べてもすぐにお腹がすく
□ のどがよく渇く
□ よく食べるのに体重が減った
□ 便秘や下痢を繰り返す
□ ふくらはぎがつる
□ 立ちくらみがする
早めにご相談ください。
糖尿病は発症早期では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行している場合があります。また、糖尿病になる前の「予備軍」の段階で予防しておくことが大切です。
チェック項目が3個以上ある方、少しでも不安がある方は早めにご相談ください。