福岡県私設病院協会専門学校に通う
看護学生さんの看護実習が始まりました。
1週間を終えてのカンファレンスでは、
振り返りと反省、来週に向けてを報告し合います。
「患者さんから一生に頑張りましょうと言っていただいたのに、
リハビリを一生懸命にされる患者さんの側で、
私自身は記録も上手く書くことができていません。
看護には一つひとつ根拠があることを教わったので、
来週からは前もって考え、計画していけるようにしたいです」
「患者さんが過ごしやすいよう環境を整えるのは当たり前。
その環境を整えるのが病院の役目だと思っていましたが、
実はそれが私たち看護師の仕事なのだと気づかされました。
来週は患者さんにもっといい援助ができるように頑張ります」
「最初は情報収集が上手くできずに空白が目立っていました。
1週間でなんとか情報を集めましたが、
来週はもっと欲しい情報に絞って集められるようにしたいです。
また、患者さんにとって充足か未充足かの判断をしながら
看護問題を考え計画できるようになりたいです」
など、初めての実習で緊張や戸惑いがありながらも、
1週間で気づけたこと、学べたことは非常に多かったようです。
「病院には患者さんのためのさまざまな“環境”があります。
その環境をすべて満たしていくことはとても大変なことですが、
それを考えられるようになるといいと思います。
また、最初のアセスメントをどうみていくかも大事なこと。
経験も必要ですが、知識も大切ですので、
これからも学ぶ姿勢をずっと持ち続けてくださいね」
と先輩看護師さんからアドバイスをもらいました。
当院の看護部が掲げているのは、身内のように寄り添う看護です。
患者さんから信頼される一人前の看護師をめざして、
これからの看護の基礎となる知識や考え方を学んでください。