福岡リハビリテーション病院

しんぞう外来

しんぞう外来とは

どうき・息切れは心臓病のサイン!

心不全とは?

心臓は血液を全身に流す筋肉のポンプ。
心不全とは生命を縮める病気です。

私たちの心臓は、4つの部屋と4つの弁で出来ている筋肉のポンプです。
冠動脈は、心臓が必要な酸素と栄養素を運ぶ栄養ラインです。その健康な心臓は1分間に60〜100回、1日に10万回拍動しています。
心不全とは、その心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。心不全には心筋梗塞のようにすぐに命の危険のある急性と、生活の中で徐々に悪くなっていく慢性があり、ほとんどの方は慢性的な心不全である場合が多く、ゆっくりと進行して徐々に悪くなります。

心不全の原因となる病気

心不全の症状は

心不全には、息切れや全身の倦怠感など体が要求する血液を送り出せないために起こる症状と、むくみや体重の増加、食欲不振など、体内の血液が滞りうっ血によって起こる症状があります。

  • 息切れや脱力感
  • 動作時の息切れ
  • 体のむくみ
  • 動悸(ドキドキ感)
  • 呼吸困難
  • 体重の増加

動脈硬化検査をご希望の方は、受付又は看護師にお申し出下さい。

心不全の原因となる病気

心不全には、息切れや全身の倦怠感など体が要求する血液を送り出せないために起こる症状と、むくみや体重の増加、食欲不振など、体内の血液が滞りうっ血によって起こる症状があります。

検査について

検査時の状態と前回の状態を比較し、心臓のどの部分が悪化しているかを評価します。

不整脈診断

心電図により心臓の収縮リズムが正常かどうかを確認。リズムの異常や心筋症かどうかもわかります。

一般検査

胸部X線検査で心臓比を測り、採血により腎機能や血糖値、BNP(心不全マーカー)を調べます。

すべてがわかるBNP

BNP値は心臓(主に心室)から分泌される、心筋を保護するホルモンの数値。心不全の早期発見も可能です。

専門的な検査

検査結果によっては、冠動脈疾患の確定診断を行う心臓カテーテル検査などが受けられる病院を紹介します。

外来での治療

生活習慣

禁酒・禁煙を原則とし、医師と相談の上、塩分や水分の量を制限します。

運動療法

有酸素運動やストレッチ、筋トレなど心臓リハビリの運動を続けます。

薬物治療

内服薬や点滴による薬物療法で、不全特有の症状をやわらげます。

非薬物治療

ペースメーカーで心臓のポンプ機能を取り戻すなど悪化を最小限に抑えます。

緩和治療

心不全の治療と並行し、生活の維持や改善のための治療を行います。

心肺機能を改善させる、心臓リハビリテーション

循環器専門医を始め、理学療法士、看護師、薬剤師など
専門スタッフが充実した回復プログラムを提供します。

近年、高齢化とともに慢性心不全の患者さんが増加しています。
当病院では2020年4月より、心臓リハビリテーション(心臓リハビリ)を開始しました。

対象

急性期病院での治療後の方、心不全の疑いがある方

運動

入院による短期集中プログラム
適正な負荷による運動療法を実施
食事や禁煙など生活習慣改善プログラム

あなたの心臓は大丈夫?
心不全リスクチェック

あなたはこんな症状・習慣はありませんか?

  • 血圧が高いと言われている、あるいは、治療を受けている。
  • 血糖値が高いと言われている、あるいは、治療を受けている。
  • 腎臓が悪いと言われている、あるいは、治療を受けている。
  • 心臓が悪いと言われている、あるいは、治療を受けている。
  • 肺が悪い(気管支喘息は除く)と言われている、あるいは、治療を受けている。
  • 足や顔のむくみが強くなってきた。
  • 階段を上がるのがつらくなってきた。
  • 夜になると咳が出る。
  • 夜、寝ていて寝苦しくなって目がさめる。
  • 横になると息苦しくて、起きていると少し楽になる。
  • だるさや疲れやすさがある。

チェックはいくつありましたか?多くある人ほど要注意です!!
気になる症状がある方は早めにご相談ください。