福岡リハビリテーション病院

リハビリ設備

リハビリテーション施設のご紹介

西日本トップクラスの広さを誇るリハビリテーション室
自然光を多く取り入れた明るい空間で、
専門性の高い充実したリハビリテーション設備

特徴的な施設の紹介

ロボットスーツを利用して麻痺した体をもう一度動かす
新しい分野でのリハビリテーションへの取組

当院では福岡大学病院と連携して、脳卒中後の患者さんのロボットスーツによる機能回復の研究を行っています。

ロボットスーツによる機能回復の研究

病気やケガで運転に不安がある方、ドライブシミュレーターで運転診断しませんか?

脳卒中後の患者さんや、家族に認知症が出ていないか不安という方など、作業療法士による運転の適正診断を受けることができます。

ドライブシミュレーターで運転診断

自宅での生活を再現し、スムーズな在宅復帰を目指す
「ADLシミュレーター」

リハビリ室の一角に、キッチン・玄関・トイレ・お風呂・和室・ベッドなどを揃え、家庭での生活を再現できる「ADLシミュレーター」を備えています。
自宅での生活で予測されるさまざまな動作をシミュレーションすることは、在宅復帰後の不安を軽減し、生活への自信を取り戻すことにつながります。また、手すりなどの位置が調節できるので、自宅改修の参考にもなり、安全で快適な生活の準備にも役立ちます。

ADLシミュレーター

脚力を測定するサイベックス

高性能のメカニズムと先進のコンピューターシステムにより、動的筋機能の評価と訓練を可能にしたマシンです。スポーツ競技者にとって気になるトレーニング効果やコンディショニングの把握に最適です。

AlterG(アルターG)

AlterGは、NASA開発のテクノロジーを採用したトレーニングマシンです。空気圧の調整により、下肢にかかる負担を体重の20%まで軽減し、安全に走行や歩行ができます。
負荷は体重の100%~20%まで1%単位で調整できるので、患者さん一人ひとりに合わせて痛みを最小限に抑え、トレーニングやリハビリテーションを行うことができます。手術や怪我からの早期回復や日常生活動作の維持・向上を目指す患者さんをサポートします。

10分で効果発揮!!パワープレート

3次元の振動で筋肉を効果的に鍛える

パワープレートでのトレーニングは、振動により毎秒30回〜50回の頻度で筋肉が収縮運動を行うことで筋肉が活性化されます。それにより、柔軟性や筋力のアップ、基礎代謝アップ、シェイプアップ、血液循環の促進、骨密度の増加など目に見える結果が期待できます。

パワープレート
3次元の振動が効果的 振動を発生させるマシンは多数設置されていますが、そのほとんどは「左右交互」の動きを行う2次元の振動マシンです。当院のマシンは「左右・前後・上下」と3次元の振動を正確に発生させます。これにより効率的に筋肉に負荷を発生させ短時間で効率的に運動ができます。
2次元の振動との違い 2次の左右交互の動きでは靭帯や関節に負担がかかりすぎます。3次元の振動では負担がほとんどかかりません。
振動回数の違い 【類似品】
1秒間に1回〜10回の2次元振動
【パワープレート】
1秒間に30〜50回の3次元振動
パワープレートの
テクノロジー
人工工学に基づく設計、バイブレーション、トレーニングに関する研究・ノウハウの蓄積、NASA宇宙飛行士の訓練、オリンピック、プロスポーツトレーニングでの採用実績。
期待できる効果
  • 柔軟性
  • 筋力のアップ
  • 美容
  • 健康
  • アンチエイジング
  • コンディショニング
  • 基礎代謝アップ
  • シェイプアップ

ドライブシミュレーター

脳卒中や怪我の手術後で運転ができるか不安な方
高齢で認知症が出ていないか家族として心配・・・
ドライブシミュレーターで運転診断ができます。

当院では仕事や生活のために自動車の運転が必要な方を対象に自動車運転再開のための支援を行っています。評価はテスト形式の神経心理学検査とドライブシミュレーターを使用した検査を行います。
ドライブシミュレーターでは反応速度や危険予測などの運転行動に関する評価を行うことができます。検査結果を元に運転免許センターでの臨時適性検査を受けて運転可否の判断となります。

ドライブシミュレーター
対象 脳卒中による高次脳機能障害や高齢者の認知機能低下など、

自動車運転に必要な高次脳機能・認知機能の評価が必要な方。

ソフト提供:本田技研株式会社

ドライブシミュレーターの流れ

01.シミュレーター検査

まずは、どんな方でもシミュレーターを運転してください。どれだけ失敗しても安全です。
診断では反応動作速度の評価などや発進停止、合図、安全確認、位置、速度、全般などの走行データや運転特性などのデータをチャートで分かりやすく解説します。

【身体機能検査】【高次脳機能検査】【認知機能検査】

02.セラピスト検査

リハビリのセラピストが検査をします。
シミュレーターの分析機能を利用して作業療法士があなたの運転適正や訓練が必要な部分を見極めます。

【単純反応時間】【選択的反応時間】【ハンドル操作課題】

03.リハビリプログラムを作成

あなたに必要な訓練を、診断結果をもとに医師や作業療法士がリハビリプログラムを作成します。
※訓練には症状により個人差がありますのでご了承ください。

【運動能力向上】【環境支援】【代変え手段の提案】

04.診断書の作成

適性検査の提出が必要な場合は、身体機能評価、高次機能評価および運転能力評価について主治医が診断書を作成します。(1通 2,500円)。

ロボットスーツHAL®

自らの脚で歩く喜びをもう一度

ロボットスーツHAL® 福祉用は、脚に障がいを持つ方々や脚力が弱くなった高齢の方々の脚力・歩行機能をサポートし、歩くことの素晴らしさを取り戻していただくことを願って誕生した、画期的な自立動作支援ロボットです。
「HAL®」の原理は筑波大学大学院 山海嘉之教授が開発したものです。
CYBERDYNE株式会社が筑波大学とその研究成果を利用して製品化されました。

「HAL®」の原理
人が筋肉を動かそうとしたとき、脳から脊髄、運動ニューロンを介して筋肉に神経信号が伝わります。このときに発生する微弱な「生体電位信号」を皮膚表面に貼付したセンサーが感知しパワーユニットを制御しロボットの脚を動かします

ロボットスーツHAL
対象者 ◎加齢や怪我で脚力が低下した方
◎脳梗塞による下肢麻痺がある方
◎頚椎損傷による不全麻痺を持つ方
◎パーキンソン病の方
◎パーキンソン関連疾患のある方
◎筋原性疾患のある方
◎身体のバランスを保持できない方・・など
以下に該当する方は装着いただけません
  • 妊娠中の女性
  • 心臓ペースメーカーなど能動型埋め込み医療器具を使用されている方
  • 生体電位信号が検出されない方
  • 医師が不適格と判断する症状を有する方

期待される効果

リハビリ訓練の負担軽減
高齢や各種筋肉、神経等の障がいにより下肢動作や歩行に不自由を感じる方や補助が必要な方の立ち上がりや歩行訓練の負担軽減が期待できます。装着者に合わせて細かい設定が可能なため、幅広い方々に利用可能です。
心理的効果(モチベーション、意欲の向上)
HAL® を利用することで、装着者の動作訓練への意欲の向上や、他の訓練への取り組み姿勢にも変化が期待できます。

HAL® の装着にあたって

歩き方などの評価のために、定期的にビデオ撮影を行います。その際、T シャツ・ジャージへの着替えが必要となります。

①電極を貼り付けます
①電極を貼り付けます
②スーツを装着します。
②スーツを装着します。
③立ち上がりや歩く訓練を行います。
③立ち上がりや歩く訓練を行います。

リハビリの時間内に行います。別途料金は発生しません。