福岡リハビリテーション病院

当院脳卒中リハビリの実績

脳卒中などの脳血管疾患からのリハビリを得意とします
在宅復帰率約80%、回復期病棟専従セラピスト在籍

当病棟は、リハビリテーション病棟Ⅰを取得しています。これは、在宅復帰率や重症な患者さんの受入率、回復率など高い基準をクリアした病棟が取得することができるもので、全国の回復期病棟でも2割しか取得出来ていません。入院患者さんの約9割が脳血管疾患で入院されており、その中で約8割の方が在宅に復帰されます。

医師・看護・介護・リハビリスタッフの合同チームにより質の高い医療を提供します

回復期リハビリテーション病棟に関わる医療専門職

  • 医師(主に内科・脳神経外科・神経内科・歯科医師)
  • 看護師(認知症ケア専門士、脳卒中リハビリテーション認定看護師、糖尿病認定看護師)
  • 介護スタッフ(社会福祉士、介護士)
  • リハビリスタッフ(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)
  • ソーシャルワーカー、歯科衛生士、管理薬剤師、管理栄養士

歯科医師の介入(脳血管疾患患者の99.4%)

脳卒中などの回復期に寝たきりで口から栄養を摂ることができない状態が長く続く場合、見落とされがちなのがお口のケアです。口を使わないことで口腔の機能が衰え、口腔内の乾燥や嚥下障害、歯の傾き、義歯が合わなくなるなど様々な不具合が起こります。このような状況は口腔の衛生状態を悪化させ、細菌で汚染された唾液が誤って気管に入ることで誤嚥性肺炎を発症するリスクが高まります。当院歯科は、院内の脳卒中に関する医療チームとの連携により入院中の患者さんの口腔ケアを4名の歯科衛生士により実践し、肺炎の予防と順調なリハビリテーションのサポートに貢献しています。

「栄養摂取」に対する取組栄養サポートチームNST

入院中の栄養管理は、疾患の回復、感染症や合併症を起こさないために大変重要です。NSTでは、多職種が協力し患者さんの状態やリハビリの内容に合わせた栄養管理に取り組んでいます。当院ではできる限り経腸(胃や腸を使っての)での栄養管理を方針としており、嚥下障害のある方には、VF検査(嚥下造影検査)、VE(嚥下内視鏡検査)も行い、患者さんの食べる姿勢や食物の形態、訓練方法などを日々検討し、出来る限り口から栄養を摂取できるように取り組んでいます。

【NSTカンファレンス】
食事に問題を抱える患者さんに関しては、定期的に栄養状態、食事方法、治療方針などの医療専門職の話し合いが行われています。

職種を超えた情報共有により、より緻密な
リハビリテーション医療を提供しています

回復期リハビリテーション病棟では、医師をはじめ、リハビリスタッフや看護スタッフ、薬剤師、栄養士などがチームとなり60名の患者さんの治療やリハビリなどの入院生活を支えていきます。各専門スタッフが、密に情報交換を行い、職種を超えた定期的な総合カンファレンスなどを行うことでリハビリや看護の質の向上を実現しています。定期的な総合カンファレンスに基づきリハビリテーション総合実施計画書を作成します。