理学療法士会助成研究採択のご報告

 

公益社団法人福岡県理学療法士会助成研究制度で、

100件近くの応募の中から上限2件という厳しい審査を経て、

当院の理学療法士、出口直樹さんの研究が採択されました。

 

変形性膝関節症のリハビリにおいて、

膝が痛い患者さんに適切な運動を促すためには、

どうすべきかというのが研究の大きな目的です。

 

これまでの研究で、変形性膝関節症の発症や進行を防ぐには、

適度な運動を継続することが大切だと報告されていますが、

実際には、膝の痛い患者さんが運動を継続するのは難しく、

臨床現場での課題となっています。

 

大学や研究機関ではない臨床現場で助成研究を得るのは

そう多いことではなく、貴重なことです。それだけに、

今回の採択は、私たちにとっても大きな意味を持ちます。

「周囲の協力に感謝しながら研究を進めていきたい」と出口さん。

助成研究の成果は、広く患者の皆様へ還元させていただくとともに、

論文と学会発表で報告させていただく予定です。

 

※写真前列右から3番目が出口直樹さんです